あとがき

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本作は、最初は和香がメインでした。彼女の同期である花野と幸子にはパートナーが存在しますけど、和香はどうだろうか……からスタートした作品なんです。 最初は花野と同じで、キャリアを考えてました。でも、なんとなく、しっくりこない。浮かばないので、少しの間、放っていました。 動きだしたのは、少し前に完結しました「愛しい君のために」の設定からです。 主人公たちが通う大学と想定した学校を検索したんです。あくまでも参考で、設定では変えてます。 その時に見つけたのが、工業デザインに関する学部。こういう勉強するところがあるんだ……と興味を持ったのがきっかけです。 工業デザインなら、このシリーズの会社で働ける。そこから、アイディアを膨らませるうちに、二つのアイディアが一つになりまして、この作品になったわけです。 逆年齢差になったのは、キャリアの男性でないなら、和香を年上にして、憧れから恋に変わるというのはどうだろう、という考えだったんです。 実際は、一目惚れになりましたけど…… それと、逆年齢差だと意外に女性が甘えるパターンが多いので、和香の性格設定に合いそう、と考えたのもございます。
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