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本棚に追加 「そこまで決めてるなら、反対を続けても意味がないようだな。
正直、こんな交際が続くと思ってなかった」
父親は予想外だったというように続けた。
「でも、今もこうやって付き合いが続いて、しかも、向こうの家族の賛成ももらった。
母さん、こっちも認めないと駄目なようだな」
言葉を向けられた母親も、少し困惑の表情で頷いてから和香を見た。
「白井さんは、テレビで見るキャリアウーマンだと思ってましたから、大翔みたいなのんびりした子なんて、すぐに不満になるだろうと……違うんですね」
和香は微かに笑みを浮かべながら、母親の言葉を認めた。
「ええ。
確かに大翔くんはキャリアではないですし、目指してもいない。でも、目標に向かって頑張る姿勢はすごいと思ってるんです。
それに、男性に負けないように働くのはやっぱり疲れます。
そんな時、大翔くんと一緒にいると安らいで、また頑張ろうという気持ちにもなれるんです。
大翔くんも、私といると向上心が出るって言ってくれてますし……」
二人が顔を見あわせて笑みを交わすと、両親にも、息子と恋人の仲の良さが実感されたようだった。

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