覚えてる?

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私の秘密の場所だと思ってた。でも違かった。同じように考えてる人がいたのだ。 「私たち出逢うべくしてあったのかもねー。」 「そういうことにしといてあげるよ。」 「上から目線だなぁーまぁいいけどさ。」 「出逢うべくして出会ったならそろそろ次に行かないとな。俺ら。」 「なに、次に行くって。」 「結婚しよう、由奈。」 「中々、いきなりだなー。まさかのここでするの。普通はもっと高いレストランとか予約してさーあとは、花束もって…っつ。」 これ以上言葉を発しようとするけとま、上手く声が出ない。なんでだろう。 「由奈、今まで待たせて本当にごめん。」 「ほんとだよ、ばか。」 「由奈、俺と結婚してくれますか。」 私は涙を拭いて、最高の笑顔で答える。 「喜んで。」 2人を祝福するかのように、その日の夕陽は今までの中で1番美しかった。
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