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……もう行ったわよね？
またすぐ来るってことはなさそうね？
………足音とかもないわね？
ほんとにもう帰ったわよね？
「ふぅ……。」
溜息を一つ。
そして。
「ああああああ！」
落ち着いたら恥ずかしさが！！！
何やっているのかしら！私は！！
下手したらセクハラよ！！同性でも！！
なにがつい、よ！！
でも……仕方ないじゃない。
手を出すなと言われる方が無理。
あの不安げな表情。
でも少しは期待感もあって…上目遣いは反則。
可愛すぎる。
あんなの見たら……甘やかしたくなるに決まっているじゃない。
安心させてあげたいじゃない！
それに撫でたときの反応ときたら…。
「〜〜〜っ！！」
鮮明に思い出しては、この気持ちのやりどころがなくてバシバシとデスクを叩く。
そうでもしないと、落ち着くなんてまず無理。
むしろ抱きしめなかった自分を褒めてもいいくらいだと思うの。
遠くから見てるだけで満足してたのに…ちょっと関わるだけでもうこれだ。
いつも可愛い。
でも自分に向けられる反応はもっと可愛い。
ずっと見ていたい。
もう末期では………？
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