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狙い通り、ゴミ捨て場でゴミを捨て、エントランスに向かうと、ちょうどカホがやって来たところだった。
俺は何食わぬ顔でカホを迎え、一緒にエレベーターに乗り、部屋に向かう。
部屋に向かう途中、ついさっきまで起きていた出来事もほとんど忘れ、これから始まるカホとのおうちデートに俺は胸を高鳴らせる。
部屋に着き、カホを奥へと案内する。カホも部屋を気に入ってくれたみたいで、その様子を見て俺も満足した。
一通り談笑したところで、俺は用意していたケーキを取りに、台所へ向かう。
「カホ、いちごとモンブラン、どっちがいい?」
「え、ケーキあるの!」
「うん、実はこの前カホが言ってた…」
そんなやり取りをしながら、冷蔵庫からケーキを取り出して、冷蔵庫を閉めたところで、
俺は視界の端に、驚愕の光景を捉え、恐怖に固まった。
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