ファイナルtake

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ファイナルtake

「やぁおっさん。」 「またお前か!?最近来ないから少し寂しいと思ったおっさんはどうかしてきてるのかな!?」 オレ中毒だな 「アル中みたく言うのはやめろ!で今日は?」 「お別れを言いに来たのさ。」 「お別れ?ちょっと待ってよいきなりどうしたの?」 「そろそろコメディ小説諦めようかと思ってな。」 「待ちなさいよ。何も諦めなくてもいいじゃないか!?おっさんは結構好きだよ?お前とのやり取り。」 嬉しい事言ってくれるね 「そうは言っても俺にはコメディ作家としての欠点があるじゃないか?」 「あれだろ?!オチが思い浮かばないんだろ?」 「それだよ。そんな欠点持ったコメディ作家いないさ。」 「何言ってんだ。オチない話ってのがもう立派なオチじゃないか。辞めるなよ!俺はお前のそんな作品が結構クセになってんだよ!」 「おっさん・・・ありがとう。でも決めたんだ。」 「あんた・・・。決心固いなら止めやしないよ…これからどうすんのさ?」 「恋愛小説書こうと思う!」 「予想の斜め上すぎておっさんびっくりだよ!!あんたヒロインの落とし方とか考えてんのか?」 「それなら大丈夫。「オチないヒロインでもいいじゃないか」」 「言うと思ったよバカヤロ!!取り敢えず言わせろ!」 おっさんは大きく息を吸い込むと満面の笑みで言ってきた。 「俺の(読者の)5分を返しやがれ!!」
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