モノローグ

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モノローグ

ノモトよ・・あたしの声が聞こえるか。。 おまえの存在を・・あの日から一秒たりとも忘れたことなどなかったさ・・ 忘れるものか・・。。 あの忌まわしき日を・・ ・・小学校の中庭の池で起きた・・黄昏時に。。 今でも思い出すだけで・・胸は引き裂かれ・・あの光景を見ていたこちらの内臓までもが滅裂しそうなほどの痛ましい悲劇・・ 今でも思い出すだけで・・猛々しい怒りに身が震えんばかりの・・おまえの残虐な悦びが招いたあの惨劇。。 あの・・青い水面に現れた・・陽の紅を浴びたおまえのカッと狂気に見開いた瞳。。 情けしらずの冷酷なおまえの心の歪みがそのまま鏡となって映し出された悪魔のような顔・・ 碧苔に覆われた気持ちのいい緑に染まった一つの住処・・不穏な爆音・・荒れ乱れるみなもの波立ち。。 同時に・・青い水中に向け・・真っ直ぐにあの娘に襲い掛かった・・! いつまでも瞳に焼き付いて離れない苦しみに悶えるあの娘の姿・・! そして・・その先に残るは一個の横たわる死屍・・。。 ああ・・そして・・あたしたちの・・ちょうどあの娘が巨石で殴られたと同じほどの驚愕と すぐに事態を悟り深い哀しみへといざなう前触れのあのたまらない瞬時に 再び水面に現れたおまえのあのけがわらしい悦楽なる表情・・ その身の毛のよだつ凄まじいほどの対比よ! 忘れてなるものか・・! どんな煽情に駆られた狂人よりも尚も・・卑劣なる罪人のおまえよ。。 復讐の女神の恩恵を受けた愛弟子であり・・ 何よりも悲劇の屍姫と化したあの娘の金襴の友であったあたしが おまえの存在を断じて許さぬ! おまえが生きている限り・・この先・・地獄の果てまでも追いかけていくことであろう・・ この世の全ての女の執念を甘く見るな。。 そして・・全てのお膳立ての整った今こそが・・あたしらがおまえに恨みを晴らす絶好のチャンス! さあ・・時間が今再び開いたのだ! おまえのことは・・あたしの妹がいいようにしてくれるだろうよ・・ 首を洗って待っているがいいさ! ・・お愉しみは・・これからだ・・。。 水の精霊より
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