夏休みのアオハル

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「あつっ」 8月。 いつものように暑さで目覚めた。 クーラーのタイマーが朝に切れて舞が起きるころにへやの中は、いつもうだるような暑さになっている。 目を瞑ったまま、いつものようにクーラーの手探りでリモコンを探した。 暑い。 死んじゃう。 リモコンは?どこ? 動かしてもリモコンにたどり着けない手が誰かに掴まれぎょっとして目を覚ました。 「ひゃっ!!!」 飛び起きてベッドの隅に跳んだ。 跳んでから部屋にいる人を見て、余計にあたふたして着ていたTシャツの裾を思い切り引っ張った。
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