165人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと待ってよ。なんでまたっ朝からいるわけ?」
恥ずかしいっ。
恋人になった壮士。
だが、寝起きというか寝ている所を見られるのは、壮士といえども、とても恥ずかしい。
いや、壮士だから余計に恥ずかしいのだ。
「見た?」
「見た。俺さ、やばいかも。色々」
「は?なんで」
「恋人の寝起きとか、チョーやばいんだけど」
「やめてよね。朝からへんなこと考えないで恥ずかしい」
「なら、早く起きとけよ」
「ちがうでしょ。起きてないときに部屋に入らないでよね」
「まあまあ、迎えに来ましたよ、お姫さま」
ベッドに腰かける壮士。
私の頭をポンポンして満足そうに微笑んだ。
「今日も可愛い。ていうか、日に日に可愛いのな、お前。美人は顔変わんないけどさ、お前の顔、毎日違うからおもろっ」
面白がられてる。やだやだ。
最初のコメントを投稿しよう!