夏休みのアオハル

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「ところで、昨日バイトだったよな?あいつにはっきり断ったんだよな?」 「うん、よりが戻ったのでごめんなさいって言ったけど」 「それから、なんも言ってこないだろうな?諦めないとかストーカーになってないか?」 私の手を握りしめ、壮士は心配そうに顔を歪める。 「大丈夫。勝浦くんはそういう人じゃないから」 「はっ?そいつのこと随分かいかぶってんなー」 「そういうんじゃなくてさー、壮士、あんまりしつこいと嫌われるよ」 「誰に」 「私に」 「バカ言うなよ。俺には嫌われる要素がないだろが」 「言ってることがバカみたい」 「なんだと!」 壮士がじゃれてきて、私の脇腹をくすぐってきた。 「きゃはひっ、ははっ、やめてやめてって降参!」 はっ!! この状況は……。
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