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お母さんが買い物へ行ったあと、壮士がジュースをのみながら言った。
「いやぁ、さっきは焦ったな」
「だから~~、ああいうのやめてよね、壮士」
「ああいうのってなに?」
「襲ってくるのやめてよ」
「は?誰が襲ったんだよ。襲わねーし。俺を誰だと思ってんだよ。七島壮士だぞ」
「だからなに?」
「だから襲わねーし」
「そ、ならいいけど」
ストローでジュースをすすった。
視線を感じて目をあげると、やたら慌てて目をそらす壮士。
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