本編

5/11
前へ
/12ページ
次へ
「ね、歩生さん。 体がだるいって嘘ついたの?」 あ、やっとしゃべった。 「うそっ、ではない、 おれさっきからからだあついかっら、」 そう。うそじゃない。 もうじくじくしてむずむずして あたまもうまくまわってないきがする。 「お水飲みますか?」 うぅ、ほんとにほんとにいじわるだ。 みずなんかじゃおさまんないのしってるくせに。 「これはっ、おまえのせいだから、 おまえがせきにんもってなおしてっ」 「俺のせいなんですか?」 そうだよおまえのせい! おまえがいじわるばっかするからだ。 いまもいじわるしてるくせにきょとんとするな。 もう、ひどい。ひどいよ。 「ふっう、なんで、わかってるくせに、 いじわるしないで、ばかぁぁ..」 「ちょっ、あ、ごめんなさい。 ごめん、俺が悪かったから泣かないで?」 「おれ、べつにないてないっばかけいとっ」 たしかにほっぺたが みずでぬれてるきがするけど、ないてない。 「もう、歩生さんおいで?」 京斗がベットに座って自分の膝をぽんぽんする。 俺は無言でその膝の間に座った。 もちろん、けいとにはせなかをむけてるからな。 けいとのほうなんかみてやらないんだから。 京斗は黙って来た俺を 子どもみたいになでなでして褒めた。 「歩生さん。」 「なんだよ、、」 「俺と一緒にオナニーしよ?」 おなっ、にー。え、いっしょにすんのは それはおなにーなのか??
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加