◇ふたりで食事?!◇

9/11

191人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ
……… ドキドキしながら 高千穂課長の返事を待つ私… 高千穂課長は 伏し目がちにこう言った 「君に興味を持った…」 私は耳を疑う… 「えっ?どう言うことですか?」 今度は私の目を見ながら 「好意を持ったと言っても良い。」 うっ…ストレートなのか 遠回しなのか… 高千穂課長の言い方が変なんだ 頭の中を整理してみる それって…私のことが 好きだってことだ… 驚きながら 「ちょっと…ま…」 その先を言おうと思ったら 店員が私たちの注文した ドリンクを運んできた 「お待たせしました。 アイスティーとホットコーヒーになります。」 そう言って それぞれの前に置き 去っていった 高千穂課長が カップを持ち コーヒーを一口飲んでから 「八月一日(ほずみ)さんが 驚くのも無理はない。 僕自身も驚いてるんだから… 数日前まで知らなかった君と 食事しただけで まだ分かるわけもないのに… 何故か一緒に居たいと 思ってしまったんだ…」 「あの…」 「返事は直ぐでなくていい。 考えてくれるか? 僕と…その…」 「待ってください!」 「待つ? 勿論、待つよ。」 高千穂課長は また一口コーヒーを飲んだ いや、待っての意味が違うし 話が変な方向へ行きそうだ… ………
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

191人が本棚に入れています
本棚に追加