◇ふたりで食事?!◇

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……… メインの料理… 高千穂課長は…お肉の料理 私は…お魚の料理 テーブルにそれぞれ並べられると 店員さんは去って行った 高千穂課長の友人が 「高千穂、いらっしゃい。」と言うと 「うん、橘どうも。」高千穂課長が答えると 「こちらの女性は?」 私の方を見て 橘さんは言った 「あの…挨拶が遅れてすみません。 高千穂課長と同じ会社で課は違うのですが、 仕事してます…八月一日(ほずみ)と 言います。」 「ふ〜ん…ほずみさん?」 橘さんは私の名字の漢字は知らないようだ。 「はい、お料理とても美味しいです。」 「ありがとう。料理長に伝えておくよ。 …で、高千穂?」 今度は高千穂課長を見て話す橘さん… 「ん?」 「…八月一日さんはお前の彼女なのか?」 ニヤッと笑いながら橘さんは言った えっ?! 何てことを言う人なの! 「違います! 高千穂課長とは恋人ではなく、 今日は…お礼で連れて来てもらったんです。」 私が慌てて答えると 「…だ、そうだ。 橘?僕たちはまだ何も始まってないよ。」 いたって冷静に答える…高千穂課長 その姿がドキッとさせられた そう…私たちは まだ何も始まってない… 始まるかも分からない… 今まで共通点は何も無かったんだから… ん? 私ガッカリしてる? ………
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