◇期間限定の恋人?!◇

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……… 週の始めから こんなことになり 私自身疲れそうだ… 「梁井くん、 私に好意を持ってくれたことは 嬉しいけど… 私、付き合い始めた人がいるの。」 「それが高千穂課長ってこと?」 「それは…今は話せない。」 「付き合い始めたってことは 俺にもまだチャンスがあるってことだよね。」 「えっ?」 チャンスって… 諦めてくれないの? 「あのね…梁井くん。」 すると… 「朝のミーティング始めます。」 課長に言われて 梁井くんと私は中途半端なまま 話を終えた これから定時までモヤモヤ感 続くの? ただの同期と思っていた 梁井くんからの告白… 私どうしたら良いの? こんなこと今までに無いし 多分後にも先に モテ期なんて来ないだろう… ミーティングに 集中出来ないまま終わり それぞれの席に着いた ふぅ… 気持ちのスイッチを切り替えて 仕事に集中しないと… 最初はどうしたものかと 考えていたけど 仕事に集中した… ランチタイムになると 「八月一日(ほずみ)さん、 ランチ行こう。」 まるで朝の話は無かった ことのように話しかけて来る 梁井くん 「えっ? 私、今日は隣の課の同期の…」 「あぁ、それなら俺が 今日は一緒に行けないからって 断っておいた。」 「何で?勝手に?」 「朝の続き話したいから? 黙っていたら、時間の無駄だろ? これからは積極的に アピールしていくことにした。」 梁井くん、 もともとグイグイ来る人だと思ってたけど、 今日は更に輪をかけてグイグイくる 「分かった。私もきちんと考える。」 そんなことを言ってみたけれど 解決策なんて見つかるわけもなく… そのまま… 梁井くんと社外に行き ランチをすることになってしまった… ………
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