◇期間限定の恋人?!◇

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……… こうして私は 高千穂課長と梁井くんの間に 挟まれることになった それが 後々、大変になることなんて その時の私は 少しも想像がつかなかった …… … ランチを食べ終え 梁井くんには先に戻ってもらった 用事があるからと 言って 頭を冷静にさせたいと思いというか あまりにも急すぎて ちゃんと考えたいと思ったからだ 午後からの仕事に支障があったら 大変だし 会社近くの公園に コンビニでお茶を買ってからひとりで行った ベンチに座り 深呼吸してから 頭の中で考える まず、今日やる事は 高千穂課長と食事 1週間付き合って 答えを出す それから 梁井くんとデートする でも、もし高千穂課長と 付き合うことになったら? まだ分からないけど 高千穂課長にも このことを話した方が良いのかな? 今夜、話してみる? …いや、 まだ話してはいけないような気がする それは失礼な気がするからだ。 とにかくまずは 1週間頑張って その後、考えよう… 私はお茶をゴクリと飲み 会社へと急ぎ足で戻った 午後の仕事は 集中して終えることが出来た 気がつくと定時を過ぎた 高千穂課長に 連絡入れておこう… 隣の課を覗いてみたけど 高千穂課長の姿は無かった もう少しだけ仕事をすることを 連絡してみた デスクに向かい また仕事をやり始めた 暫く経つと… ブーッ… 机上にあるスマホが鳴った 「!!」 もしかして 高千穂課長かな? 私は電話に出た 「もしもし、八月一日(ほずみ)です…」 ………
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