◇期間限定の恋人?!◇

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……… 電話に出ると 聞こえてきた声は… 『八月一日(ほずみ)さん?』 高千穂課長だった 「はい?」 『仕事の方は終わった?』 「大丈夫です。 連絡があったら 終わらせようと思っていたので。」 『そう?僕も会議終わったから 直ぐ戻る。少しだけ待っていてくれないか?』 「はい、勿論です。 で…あの待ち合わせ場所なんですけど… 駅前ではダメですか?」 『良いよ。』 梁井くんに見られると まずいと思ったので 会社の外の方が安心なはず 私はさっさと 後片付けを済ませ 「お先に失礼します。」 周りに声をかけ 化粧室に寄ってから エレベーターに乗った ふーっ… 何だ今日は梁井くんのこともあり 少しだけ疲れた 6時半に待ち合わせになってるから 時間潰しに駅前の本屋に寄った 女性ファッション誌に目がいく 手を取り見てみる デートコーデの特集だった 今日の私はスーツ… もう少しお洒落に気をかけた方が 良いのだろうか? かと言って 仕事とは別に着替えを持って行くのも 大変だし… 次のページをめくると 今ある服で 着まわしコーデしてみよう!だった これなら役に立つかもしれない 私はレジに並んで購入した スマホの時計を見ると そろそろ高千穂課長が着いてるかもしれない 急いで駅前に向かった 向かってる途中で 「八月一日さん?」声を掛けられた 振り返ると 高千穂課長だった…    ………
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