◇期間限定の恋人?!◇

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……… 昼休み休憩の時に 高千穂課長へ 連絡してみた 『お疲れ様です。 今週ご都合良い時ありますか?』と… 休憩中だし 直ぐに既読にならないと思っていたら 既読になり 『お疲れ様です。 明日の夜なら大丈夫です。』と 返事が返って来た 私は直ぐに返事を送った 丁度、ノー残業デーだし 定時で上がれそうだから 私も良かった 高千穂課長との待ち合わせは 梁井くんのことも考えて 会社とは反対側の改札で 待ち合わせることにした 高千穂課長…変に思うかな? でも…ちゃんと話せば 分かってくれるかな? 何て話そう? そうこう考えているうちに 次の日になり チラッと時間を確認すると そろそろ定時になる頃だった… 今日はまだ高千穂課長とは 直接会えてない… 後姿だけは見かけたけど… 「今日はノー残業デーだぞ 皆早く帰れよ?」課長のひと声で 皆デスク周りの片付けが始まった 私も今日の仕事を終えて 片付けを始めた すると隣に梁井くんが来て 「ねぇ…八月一日(ほずみ)さん? この後、飯行かない?」と小声で誘われた 「ごめん…この後、約束があるの。」 「そうか…じゃあまた今度。」 今日は珍しく直ぐに引き下がってくれて 内心ホッとした 片付けを終えてから 帰る支度をし 会社を出た 帰り際に隣の課を覗くと 高千穂課長は誰かと電話していた 一応連絡入れておいた 『先に駅へ向かってます』と。 普段なら会社がある側の改札を通るけど 今日はそのまま横を通り過ぎて 反対側の改札へと向かった 駅に着いて スマホを確認すると 既読になってて 『僕も駅に向かってます。』と入っていた もう直ぐ来るはず… すると 「八月一日さん?」名前を呼ばれた… ………
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