◇閉じ込められる?!◇

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……… 「「はぁ…」」 ふたり同時に溜息 そう言えば、課長さんは急いでた… この後、何かあったんじゃないの? 「あの…もしかして 急いでたんじゃないですか?」 「ん?…僕?」 うっ…ここには あなたと私だけしか居ないんですけど…? 「…はい。」 「これだと遅刻は間違い無い。」 課長さんは手元のスマホを見て答えた そして操作をしてから 「…君は大丈夫?」 「…私は今日真っ直ぐ家に 帰ろうと思っていたので、 大丈夫です。」 「そうか? とんだ災難だな。」 「本当、そうですね…」 「……」 そのまま また沈黙が… 最悪の日だな… 折角、早く帰れたのに まさかエレベーターが止まっちゃうなんて… それから少ししてから 業者の人がやって来て 私たちは無事にエレベーターから 降りることが出来た… スマホを見ると かれこれ1時間以上は経っていた 「それでは、失礼します。」 私は課長さんに お辞儀をして その場を去ろうとしたら バタン… 何かの倒れる音が聞こえた 振り返ると… えっ?! 嘘でしょ? …課長さんが倒れていた 私は慌てて近づいて 「大丈夫ですか?」 声を掛けた 「あっ…大丈夫。 ちょっと気分が悪くなっただけだ。」 そんなこと言ってるけど 顔色はあまり良くない。 取り敢えず…座るところ 会社のロビーの所に長椅子があった 肩をかし そこまで課長さんを 連れて行き 何とか座らせた。 「悪いな…」 「いえ、私お水買って来ますね?」 そう言って 会社の近くのコンビニへ行き ペットボトルのミネラルウォーターを買い 課長さんの元へ戻った… ………
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