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………
そう言えば…
会社でのことを私は思い出す
梁井くんは
いつもと変わらず
私に接して来ていた
だから…まさか
大河さんが話してるとは
思ってもいなかった…
「梁井くんには
ストレートに話しをした。
僕たちは付き合ってると
伝えたよ。」
「…えっ？」思わず出てしまった
「ダメだったかな？
中途半端なことを言うと
また、華さんに付き合ってと
彼は言って来るだろ？」
「まぁ…そうですね。
中途半端な言い方は良くないですね。」
「うん…だね？」
「梁井くん…何て言ってましたか？」
大河さんは…メニューから目を外し
私を見た
「最初は納得してなかったよ。
僕は真剣に付き合ってると…
それで万が一
出来ない場合は…
…僕から君を奪うって。」
「…えっ？」
「そんなことは
絶対にさせないけどね。」
大河さんの真剣な眼差しに
私は思わず
…ドキッとした。
「…私も大河さんとは
真剣にお付き合いしたいです。」
「ありがとう。
そう言ってもらえると
心強いよ。」
「はい。」
「さぁ…この話はここまでにしよう。
折角のデートなのに…
こんな話をしてごめん。
華さんは何を食べるか決めた？」
「！！」話を聞いてて
まだ何も決めてなかった…
「ごめんなさい。
ちゃんと見てなくて
決めてなかったです。」
大河さんは既に決めてたらしい…
その後…
私はメニューから選んで
ふたりで注文をした…
………
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