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以前から気になっていた
スイーツのお店が
今日、私たちがやって来た同じ駅に
あることを知って私は驚いた
まるで今日行くと決まっていたみたい
そのお店に着くと
少し混雑していた
どうやら有名なお店だったらしい
休日のせいもあるのかもしれないけど
私たちは
列の後ろに並んで順番を待ち
私たちの番になり
大河さんの好きなスイーツを
選んでもらった
私も一緒に選んだ
会計を済ませてから
私たちは大河さんの家へと向かった
大河さんの家に着く頃
陽も傾きかけてきた
楽しい時間は
あっという間に過ぎていく
……
…
大河さんは家に着くなり
直ぐにお湯を沸かした
そういう気が利くところを
見習わなきゃいけないなと思った
私は女性なのに
直ぐにパッと動けないなんて…
私はスイーツをお皿に乗せ
テーブルに置いた
「何飲む?紅茶が良いかな?」
大河さんに聞かれて
「はい。紅茶でお願いします。」と答えた
大河さんも紅茶にするらしく
ティーカップをカップボードから
2つ取り出した
「前回、ティーパックだったから
今回はティーポットで紅茶を入れてみるよ。」
大河さんが
そう言いながら
既にティーポットが用意されて
その中にお湯が注がれた…
紅茶の良い香りが漂う…
カップも温められていて
順番にカップへ注がれた
「じゃあ、お茶しようか?」
「はい。」
私たちはテーブルに着き
「「いただきます。」」と互いに言い
微笑んでから
紅茶を飲み始めた…
………
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