◇初めてのデート◇

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……… 「…はい?」返事をしながら 大河さんを見ると 大河さんも私の方を見てる 「僕たち…まだ付き合い 始めたばかりたけど…コレ…」 照れ臭そうに 何やら私の目の前に 小さな紙袋を差し出す大河さん 「えっ? コレは?」 「いつ渡したら良いのか 今日ずっとタイミングを 待っていたんだけど… 今になってしまったんだ。 どうぞ…」 私の手に乗せられた 「…ありがとうございます。」 大体の予想はつく 某有名ブランドのアクセサリーだ 紙袋の中から箱を出してリボンをほどき ゆっくりと箱を開けてみると オープンハートのネックレスだった 「…可愛い。 いただいちゃっても良いんですか?」 私の為に多分大河さんは 相当悩んで購入したはず 「勿論だよ。」 そう言って 私の手からネックレスを取り 「付けても良い?」と聞いてきた 「お願いします。」と私 ドキドキしながら 付けてもらった 「ありがとうございます。 嬉しいです。」 振り返りながらお礼を言った 私も何かプレゼントしたいと思った 何が良いだろ?と考えていたら 急に抱きしめられて 耳元で 「華さん…とても似合ってる 今夜泊まって行かないか?」と言われた 似合ってると言われた嬉しさと 泊まって行かないかと言われた驚きに 「!!」心臓が跳ね上がる 私が直ぐに返事をしないで居ると 「…ダメかな?」 「ダ…ダメじゃないです!」と答えてしまった クスッと耳元で笑う大河さん 「でも…私…今日、何も支度してなくて…」 恥ずかしながら言うと 「足りない物は 買いに行こう…」と返ってきた… ………
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