◇初めてのデート◇

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……… 玄関の鍵を開け 扉を開いて 大河さんを待つ 「ありがとう。 華さんは…中に入ってもいいよ?」 「いえ、私も手伝います。」 そう言って 荷物を受け取る 「後ひとつだから大丈夫。 コレをキッチンへ持って行ってくれたら 助かるよ。」 私は大河さんから 荷物を受け取り キッチンへと持って行き 冷蔵庫に入れる食材は入れてみた 入れてる最中に 大河さんがキッチンへやって来た 「華さん、ありがとう。 助かるよ?」 「いいえ…」 「お腹すいてる? 空いてるなら 夕飯に取りかかるけど…」 さっきのケーキがまだ少しお腹に残っていた 「いえ…まだそれほど…」 「じゃあ、お風呂にしようか? 僕が掃除してくるから…」 「私が掃除します。 使い方とか教えて貰えたら 助かります。」 「えっ?華さんに やらせるのは悪いな。」 「ふたりで手分けして 別のことやった方が効率いいですよ?」 大河さんが少し考えて 「うん…確かにそうだな。 僕は下準備に取りかかるよ?」 私はお風呂掃除 大河さんは食事の下準備へ 掃除を終えてから バスタブにお湯をため始め キッチンへ行くと 大河さんの後ろ姿が見えた 私も手伝いたいな… 「大河さん、お掃除終わりました。 何かお手伝いすることありますか? お湯がたまるまで時間ありますし…」 「うん…ありがとう。 それじゃあ…これを…」 大河さんから指示してもらい 私は並んで 料理の手伝いをした 恋人というより 夫婦?のような感じに思えてしまう そんな状況にドキドキしながら 手伝いをした 大河さんの 手際の良さに驚かされながら… ………
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