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こうして愛しいあなたの寝顔を見ていると、
胸が苦しくてたまらなくなってしまうけれど。
私はあの光る星から来たの。
広い宇宙だもの。
遠くにも、海のある星はあるのよ。
淡い虹色をした海があるのが私の星。
この海水で作ったお塩は、瓶の中でもほんのりと虹色の層を作って、
栄養もたっぷり。私の星でとても人気なの。
きらきらたくさん夢があるあなた。
いつもにこにこ教えてくれるでしょう。
以前倒れてしまった時、
死んだら星になって君をずっと見守るよ。なんて言うから、
薬指にふわりとのせて、閉じかけた唇の中に、入れてしまったの、
星のお塩。
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