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ハルヒくんとかずきくんが話しているのを心の中で笑ったりうなずいたりして聞いていると、駅に着いた。
――あと、1駅。
もっと聞いていたい。
もっと、ずっと、そばにいたい。
でも、仕方ないんだ。
あと、1駅。あと、1駅。
君と、君の友達のおかげで、充実する。
今日も、長いようで短い5分。
君を待つ5分。
君といる5分。
――好きだよ。
心の中で呟く。
――同じ学校だったらよかったな。
同じクラスだったらよかったな。
私の知らない君がいる。
私の知らない君が、たくさん、たくさん、いる。
それを見られる、君と同じ学校の子が羨ましい。
君の、そばにいたいのに。
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