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ヒゲ
おかしいなぁ。昨日履いていたはずだけどなぁ。
あれ一つしかないのに、、、。
後でミカちゃんに確認するか。
俺はノーパンはさすがに浴衣から本体が顔を出しちゃうとまずいから浴衣の下にPちゃんを着た。
何も着てない感覚なんだけどね。軽い下着とかみんなそんな感じでしょ?
俺達が朝飯に行くと右奥にミカちゃん達4人組がいて、対面にはシャーロットちゃん達がいた。
俺は両方に手を振った。
ナオミさんがお茶を持って来ると何故か俺はくちびるを意識し過ぎたのかどぎまぎしながら『あ、ありがとうございます』とお礼を言うと『いえ、またよろしくね♪』とナオミさんが言っただけで俺の顔は真っ赤になってしまった。
あれ? 何この俺と本体の反応。どうしたんだろ。そ、想像し過ぎたかな、不思議なものだ。
ミカちゃんがこっちに来た。
ミカちゃんは浴衣の前をはだけてパンツの前を引っ張ると中を俺に見せながら
「アレクお兄ちゃん、昨日、ミカと『アレ』した時ミカのパンツの中にアレクお兄ちゃんのパンツ忘れてたよ。ほら♪」
覗くとミカちゃんのパンツの中に俺のブリーフがしっかりと入ってる。丁度ミカちゃんのおまたの下だ。
「えっ、そ、そうだっけか?」
俺はミカちゃんのパンツに手を突っ込みパンツを掴んだ。
「アーレークー!」
いや、メイさん、これは、、、。 いや、なんかほぼ犯罪だなw。だ、だってミカちゃんが、、、。
「アレクお兄ちゃん、そ、そこ♪」
と言うと、ミカちゃんはパッチンとパンツのゴムの手を離し俺の手がミカちゃんのパンツに挟まったままグリグリと始めた。
グリグリグリ。
「アレクお兄ちゃん! 気持ちいい♪」
わー! ちっちゃい子のあそこに俺の手がグリグリあたっちゃってるよ。ダ、ダメだろこれ。
ゴチッー!
「痛った〜!」
「朝から何やってるのかな? ミカちゃんは」
ル、ルーミアさんだ。なんかすんごい音がしたぞ。
俺の捕まった手が少しだけゆるくなりミカちゃんのパンツの中からブリーフを取り出して浴衣に隠した。
「お、おはようございます、ルーミアさん」
「おはようございます。夕べはゆっくりと眠れたかしら?」
「はい、おかげさまで」
ルーミアさんは声を一段と大にして
「まーよかったわ〜。泥棒猫にでも入られたら大変ですからね〜!」
ギクッ、ギクッ、ギクッ。
『し、室長〜、バ、バレてますよ〜』
『わかったから静かにしろ!』
「大丈夫ですよ。何も盗られてなんかいませんから」
「ならよかったわ、大事なものがあれはフロントに預けて置いてくださいね。私が責任を持ってお守りします」
「わかりました。そうさせてもらいます」
俺達は朝飯を食べ終わると、早速パンツのバックをフロントに預けた。
◇◇◇◇◇
「クソッ、ルーミアさんに預けられてしまったら取り上げられんな」
「室長、確かあの服のポッケにパンツ入れてましたよ」
「それを先に言わんか!」
マーヤはアレクの後を走って追いかけた。
このままではいけないと、走りながらキャラを考える。ぶつかるか、捕まえるか、ぶつぶつ。
タッタッタッ!
ガシッ!
「つ〜かまえたっ! テヘ♪」
おっと、マーヤちゃん? 胸小さいからミカちゃんかと思ったよ。あれ? な、なんかキャラ変わってないか?
もぞもぞ。
何してるのかな?
マーヤはポケットに手を突っ込みまさぐった。
こ、これだな!
むにゅー。
はうぅ。な、なに俺の本体を掴んでいるんだ。
マ、マーヤちゃん、朝っぱらから、何んてことしてるんだ。
しまった、こっちか。
スルッ。マーヤはパンツを手に入れた。
「えへへ。アレクお兄ちゃん、また今度ちゃんと私とお願いね。私だけ気持ちいいと不公平だから♪」
マーヤちゃんはスタスタと恥ずかしそうに股間を押さえながら走って行った。
いったい何を言ってるんだ。
◇◇◇◇◇
「よしっ! ちょっとなんか掴んでしまったが、ようやく手に入れたぞ!」
ピラッ。
すんごい紐パンだった。
「ウ、ウルド神様、随分と、お、大人になられたな」
「・・・」
「な、何だ、まさかこれも違うと言うのか?」
「それカリンちゃんのだよ」
「何っ!」
ガックリ!
「少年はいくつシミ付きのパンツを持ってるんだ!」
◇◇◇◇◇
「アレク、今日何する?」
来たぞ、これが噂に聞く女子の『お休みも全開で遊びに連れて行ってくれなきゃイヤ!』攻撃だな。
俺は少し『うだうだ』したいんだよ。元々怠け者なんだからな。
「今日はダラダラしてる〜」
「私と遊びましょうよ♪」
「メイも一緒にうだうだしようよ」
「イヤよ、せっかくのお休みがなくなっちゃうじゃない」
いや、なくなりはしないと思うけど、、、。
「じゃあ何するの? ゲームとかないんだよ」
「着せ替えごっこ♪」
おままごとかよ。さすがにそんな年じゃないんだけどなぁ、メイもR18だよね。
「大人の着せ替えごっこよ」
メイはそう言うと、するりと浴衣を脱いだ。
お、大人の?
ちょ、ちょっとだけ興味が出て来たぞ。ピク。俺は危なそうな股間を押さえながら聞いた。
「ど、どうするのさ?」
「まだ私の設定って3つしか使ってないじゃない。他の設定も試して色々と着替えてファッションショーをするのよ」
「えーだってメイの変形って時間かかるじゃんか」
「飯田橋博士の開発したトライオンって言う機能があるのよ」
「トライオン?」
「そう。3Dホログラムの立体投影粒子で私をターゲットにしてホログラムを投影して着替えてるように見えるの」
「視点視を重ねるARじゃないんだ。ターゲットのAR? へー、ちょっと面白そうだね」
「やってみてよ」
えーとトライオン、、、これか。ターゲットパーソンをメイでスキャンしてと。
「メイ、何がいい?」
「私はお休みだから本当はこのままでもいいんだけど、、、」
このままって全裸じゃんか。
メニューは、と。
「えーと、女魔導師 女拳法使い 女賢者 女勇者 女盗賊、、、」
「じゃあ女拳法使いのチャイナ服にしてみて」
「うん」ポチッ。
フゥオン。
ホログラム粒子が移動する音がした。
メイが本当にチャイナ服着ているみたいだ。
スリット深いなー。あれじゃあ横からお尻見えちゃうよね。あーなるほど、これはエロじゃなくて足を上げて蹴れるようになってるのか。
「トゥ! エィ!」
スゲー、メイの速い動きに服のARがついてきてる。
「タァー!」
すごい回し蹴り、、、!
「メイさん、パ、パンツ履いてないよ」
「あら、トライオンなんだからそんなところまで作り込んでないわよ」
「そ、そりゃそうだね」
ちょっと着せ替えごっこ楽しくなってきたぞ。
「似合うかしら」
「すごく似合ってるよ」ってかあちゃんが言えって言うからな。でもメイ本当に似合ってるよ。
「じゃあ次は、和装 忍者 花魁 童貞を殺すセーター! えっ、童貞を殺すってこれ何?」
「すごく前に少し流行ったものね。アレク殺されちゃうわよ」
俺は恐る恐る選んでみた。ポチッ!
フゥオン。
えっ! そ、そんなに開いてるの?
メイの胸はようやく隠れたが脇乳は丸見えで、お腹と脇、背中が大胆にカットされたものだった。
「これ、セ、セーターの役割果たしてないよね」
「これはこれでいいのよ。うっふん♪ アレクも悩殺されちゃうでしょ?」
「うん、男子高校生にはかなりきついね。童貞じゃなくても悩殺されちゃうよ。下履いてないし」
「楽しいわ、もっと他のも選んでみて」
「超ミニスクール スクール水着 大人ブルマ 女教師 レースクイーン、、、大人ブルマ? メイのもブルマだよね」
ポチッと。
「えへへ、アレク私こっちのブルマの方が動きやすいわ」
ってか、それって今履いてないからでしょw。
ブルマがこれでもかとハイレグで細くて、上の体操着は下乳が完全に出てる。あと少しで先も出そうだ。
俺の下の方担当が厳しくなって来たぞ。
「メ、メイさんのいつものブルマの方がいいかな」
(嘘です、すみません)
こんなので一緒に出歩かれたら目立って大変だ。
「あらそう? 残念ね」
なんかこうもう少しおしとやかなのないのかな。
やべー着せ替えごっこ面白れーぞ。
「サンタ バニー 猫娘 小悪魔 魔女 海賊 ゾンビ ドラキュラ 妖精、、、小悪魔ってコスプレ? 海賊なんかいいんじゃない?」
「うん、それにして」
「よし」
ポチッ。
おーなんかメイの後ろ姿雰囲気あるー。あぁそうか、なんかマリアさんの雰囲気に似てるんだね。
メイが勢いよくこっちを振り向く。
ヒゲー!
アハハハ。
あっ取れた!
ギャハハハハ!
ゲフゲフ、やべーよこれ、トライオンすげーリアルじゃんか。ヒゲ落ちてるよー!
ギャハハハハ!
「ナース メイド 不○子ちゃん ミニスカポリス シスター CA アーミー」
もう大好きなやつばっかりじゃんか。このメイドさんってタカシが設定したやつだな。
「じゃあメイドさん行くね」
「いいわよ〜」
ポチッ。
「うっふ〜ん♪」
何これ、セクシーメイドさんじゃんか!
タカシのやつ、、、。
「すみませ〜ん、お昼どうされます?」
やべっ、ナオミさんが来た!
トライオンポチッ。
ガラガラ。
しまった、AR切ったら全裸だ。
「うっふ〜ん♪」
「メイ!」
「まあ、仲がよろしくて羨ましいですね。お昼どうされますか?」
「あの、これはですね、その、、、後で食べに行きます」
休日を楽しく過ごすアレクとメイであった。
「うっふ〜ん♪」
メイさん、もういいから。
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