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音楽
色々テーマを決めて書こうとしていたんですが、なかなかまとまらず更新に時間がかかってしまいました。。。
コロナ真っ只中だった時のNYのこととか、リアル御曹司君ご令嬢ちゃん話、あとラブレターなんてタイトルも考えたんですけど、どれもうまく書き切れずとりあえず保留。
というわけで、今日のテーマは音楽。
これ、私にとって多分、なくなったら困るもの。
No music, no lifeみたいな、ないと生きていけないってわけではないかもしれないけれど、間違いなく心を豊かにしてくれるものだと思います。
私はテレビをほとんど見ません。
多分、1週間に2時間見るか、見ないか。
映画を観なければ、一切観ないで過ぎてしまう週もある位。
当たり前だけど、テレビの前にいなきゃいけないっていう、あの拘束感が好きじゃないのと、アメリカの番組にそこまでそそられるものがない、というのもあるかもしれません。笑
集中型なので映画とか入り込むのは好きなんですが、ただテレビを流してる空間は苦手だったりします。
なので、日中家の空間に流れているのは音楽の方が多いです。
ジャンルは特に決まっておらず、かなり幅広くポップ、クラシック、ボサノバ、ジャズなどなど、何でもその時の気分次第。
朝と夜は歌とかがないクラシックやジャズが好き。
ただ、ピアノの悲しい音は聴けない。
なぜか、それだけは流れるとすぐに変えてしまう。
幼い頃からピアノを習っていたせいか、ピアノの音に敏感で、すぐに感情が移入してしまう、そんな感じ。
どんな曲でも、ピアノが使われている曲には勝手に反応する。
だから、プレイリストを見返すとそういうリストが出来上がってたりします。
さすがに、掃除機の音、水の音がなんだとか、人の声がなんだとかのレベルではないのですが、気づいた時には絶対音感があって、だいたい聴いた曲は弾きたいな、と思えばある程度弾けたりします。
小学生の時、Mステでとあるミュージシャンがピアノ演奏しながら歌ってて、それが素敵だなー、自分も弾けるかなーと思って弾けたのがきっかけでした。
それを次のピアノのレッスンの時、先生に弾けたよって聴いてもらい、先生は私に「将来音楽の仕事に就いたら?」と、度々話してくれるようになりました。
でも、根本的な大問題。
私自身、ピアノを習うのが嫌いでした。
時には泣きながら、投げ出しながら毎日練習で、どうして自分はピアノを弾くんだ?と疑問に思うようになったのが中学生位の時。
特に真剣に受け止める訳でもなかったものの、音楽の仕事って何なんだろう?と思うようにはなりました。
そこで、お母さんに聞いてみた。
「音楽の仕事って何があるんだろう?」って。
別に真剣に聞いたわけではなかったものの、当時の自分にはさっぱりわからなくて、それなりの答えが欲しかった。
でも、返ってきた答えは「さぁねぇ。」だけ。
そこから後日話題に上がるわけでもなく、母は、兄たちの受験で、きっとそれどころじゃなかったんだろうなぁと。
兄たちは私と違ってみんな優秀だったので、私は多分そこまで期待もされていないんだろうなぁーと、なんとなーく思ったんでしょうね。
だから、自分なりに答えを探そうとはしました。
楽器屋さんに行って掲示板見てみたり、なんとなくそれっぽい本を手に取ってみたり。
でも当時の私には、どれも大人の世界すぎて、自分じゃさっぱり意味がわからず、元々そんな興味があるわけでもないピアノも、高校になって、やり続けることの意義がわからなくなって、長年通い続けたピアノ教室もフェードアウトするように辞めてしまいました。
1年位は、部活にバイト、やりたいことをやって、ピアノも全く弾かなかった。
でも、またふと弾きたくなって、楽譜でもなく、クラシックでもなく、自由に弾くピアノがすごく心地よくて、落ち着くものだとその時に気づきました。
流行りの曲を弾いている方がよっぽど楽しいし、しっくりきた。
私はもっと、こういうピアノと関わりたかったんだなぁ、と。
何度か母や先生に打診したことはあったんですけどね。
クラシックをやりたいんじゃないんだ、と。
でも、クラシックの道で有名な先生だったので、あんまり取り入れてはもらなかった。
あの時。
もっと、音楽に携わる仕事のことを知れたり、もっと違うピアノの世界観に入るきっかけがあれば、もしかしたらもっと違った人生もあったのかな。
私も当時は気がつかなかったけど、あの時の私のさり気ないひと言は、多分自分探しをしていた真っ只中だったんでしょうね。
ちなみに、数年前。
しばらくまともにピアノを触っていなかったら、自分が思っていたドと本物のドの音が違って、かなりショックを受けたことがありました。
電子ピアノだから音がズレているはずもなく、え、これがド?!と。笑
でも、弾いていくとまた感覚は戻ってくるものらしく、今ではまた普通に耳コピしてます。
弾きたい音を弾く。
それも結構集中できて、ストレス発散。
特にアメリカに住み始めて間もない時、自分を上手く表現できない、理解してもらえないストレスって結構大きく、そういうイライラを発散するにはピアノはもってこいだと思います。
言葉に出来ない気持ちを音にする。
音にしてぶつけて、デトックスする。
元々自分を上手く伝えるのが下手なタイプなので、だから音楽は、私にとってなくなったら困るものなのかもしれません。
余談ですが、日本語の曲を聴いている時の感覚と、英語の曲を聴いている時の感覚、これも結構違うんですよ。
音楽はまさに文化、なのですが、これもまた長くなりそうなのでいつか改めて書きますね。
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