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英語
私が最近なかなか執筆できない理由。
これです、英語。
最近、引越しをしてからまたぐんと日本語を使う機会が減ってしまいました。
言語っていうのは面白いもので、使わないと忘れる。
それは、母国語であっても、同じこと。
もちろん、喋れなくなるとかそういうレベルではないけど、単語や表現がパッと出てこなくなる。
私が執筆をここで始めた1つの大きな理由、実は、日本語の文章の書き方を忘れないようにするためでもあるんです。
もちろん、自分が単に物語を書きたかったというのもありますが、誰かに読まれてるということで、きちんとした表現をしなきゃと意識する、それで日本語の書き方や表現を改めて考える機会を作る。
私自身は、日本で生まれ社会人初期までずっと日本育ちだった完璧な日本人なので、やっぱり日本語が出てこないというのは、すごく嫌なんです。
社会人の時は大企業のクライアントさんとのお付き合いも多かったので、メールでも電話でも正しく綺麗なビジネス日本語を心掛けていたのに、今私が日本で就職したらどこまでちゃんと書けるのか・・・恐ろしいです。
でも、私がいる環境はとにかく日本語を使う機会がない。
だからやっぱり上手く出てこなくなる、その繰り返しです。
書きながら、この言い方、正しいんだろうかと思うことは度々。
きっと、読みにくっ!とか、表現が拙い!と思われることもあるんじゃないかと思います。
内心ヒヤヒヤですが、それでも読んでくださっている方がいるからこそ書き続けることができる。
本当に感謝感謝です。
どれだけ喋れるの?と言われると答えるのが難しいですが、意識せずにどっちも喋れることは間違いないです。
ただ、会話の内容によっては止まります。
政治とか、保険内容とか、ややこしい書類手続きとかそういうのは苦手です。
色々段階があって、最初はまず電話で話すのが怖くなくなる→英語で夢を見る→ラジオで言っていることが理解できる(テレビは写真や映像でイメージがしやすいのでラジオより易しい)→いきなり知らない人に話しかけられて会話ができる(知っている人は話し方の特徴や癖でよりわかりやすい)→音楽の歌詞を理解できる→勝手に英語が出てくる。
最後の勝手に英語が出てくる、というのは、以前、部屋で何か嫌な匂いがしたことがあったんですね。
でも、どこから臭っているのかわからない。
そんな時に出てきたのが”I can’t detect the smell!”という言葉。
でも、自分で言った直後に「ん?今Detectって言ったけど、どういう意味だっけ・・・」という現象。
言ったはいいけど、意味がわからない。
でも、後に調べると、「見つける、探知する、嗅ぎつける」という意味があって、おー!と思ったわけです。
通常勉強する時は、日本語と英語をイコールにして習得するものを、そうではなく英語のみで習得していたのか。
これは、英語を話している中で一番不思議な感覚だったかもしれません。
きっとずっと前にどこかで覚えたのか学んだものが、どこかに記憶されていたのかもしれませんが、自分の言ってることを母国語で訳せないというのは可笑しな感覚でした。
ちなみに、自分は一体英語で夢を見ているのだろうか?
この答えに辿り着くまでには、かなり時間がかかりました。
でも、英語しか喋れない知人が夢に出てきて、日本語を喋っていて、起きた時に、もちろんですがすごく違和感を感じたんです。
そこで、今までこの人が夢に出てきた時は英語で話してた、ということか、ということに気がついた、という風に気づきました。
面白いですよね。
日本語でも難しい言葉は沢山あるし、語学というものに終わりはないとつくづく思います。
懐かしいとか、こだわってるとか、英語にはない奥深い表現もあるし、日本の歌を聴いていて切ない気持ちになったりする、これも日本の歌詞だからこそできるんじゃないかなと思います。
日本人は国語でそういう表現の仕方をしっかり学んでいるんだなぁと。
日本語は言葉に風情がある言語。
言葉で色んな情景をイメージすることができる日本語って素敵だと思います。
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