あの時の君の手の温もりを生涯忘れないよ

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理沙は困った顔をしていた 付き合っていた前の彼が変な奴だったから男の人が怖くなっちゃったんだって それなら友達でいいから僕で試しに付き合ってみなよ なんて言って半ば強引に付き合いはじめたんだ 理沙はううううんみたいな煮え切らない返事だった 楽しくなるようにがんばったよ 意外にも理沙は漫画オタクのほかはアウトドア派だった 行きたい所を聞くとスカイダイビングとかバンジージャンプとかトレッキングなどと言い出し、僕の方がビビったよ 相手の趣味を共有すれば自分の世界も広がると考えて理沙のやりたいことにつきあったんだ スカイダイビングの前夜は眠れなかったナンテ恥ずかしくて言えなかったけど理沙はわかっていたみたい 理沙は鋭いところがある 恥ずい!
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