あの時の君の手の温もりを生涯忘れないよ

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大学に友達になりたい奴は一人もいなかった それを知った地元の親友が一緒にボランティアをやらないかと誘ってきた 何となく誘われるままに色々な行事に参加するようになって行った そこで理沙と出会ったんだ 華奢で色白のいかにもインドア派な可愛い子だと勝手に決めつけていた ぼくは、バドミントン部のキャプテンをやっていたので体育会系、でも本を読むのも大好きだった ボランティアで何回か顔を合わせているうちに理沙と話すようになった ぼくは綺麗な子だなって気にはなっていたんだ 地元の小学校をまるごとお化け屋敷にするという企画に参加したとき 大変だったけどものすごい達成感を感じてボランティアもみんな仲良しになった しばらくして、理沙に付き合っている人はいるのかと勇気をだして聞いてみたよ 理沙は驚いていた そんなふうに思っているなんて1ミリも知らなかったわけだから無理もないよね
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