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「サコマちゃん!どういうことよっ!!」
「何がですか?」
ユキとニニギのところと同様に、こちらも揉めていた。
「お父様もサクヤちゃんも、ウコマちゃんまで……っ皆して口を揃えて行ってらっしゃいって言うのよ?!」
「あーー…………」
それはそうだろう。オオヤマツミ様には前々から相談していたし。弟で同じく神使のサコマとイワナガヒメの妹サクヤヒメは、完全にこちら側だ。
ーーサクヤヒメには、お世話になりっぱなしだしな……。
無事に自分とイワナガヒメが結ばれたのは、サクヤヒメの協力あってのこと。と後にウコマに教えてもらった。
「聞いてるの?!サコマちゃんっ!!」
「はいはい、聞いてますよ。俺の可愛いお嫁さん」
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