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三人で女子会です。
「ユキちゃん、聞いてよ!サコマちゃんたら酷いのよ?!」
「おいわ姉様、僕の方も酷かったんですっ!!」
「それで…………何で私は呼ばれたわけ?」
「「恋愛経験豊富の意見が聞きたくっ」」
ユキがイワナガヒメに新婚旅行に行く旨を伝えたところ、イワナガヒメも行くことが決まったらしく。そのことについて愚痴りーーいや、話したく女子会を再び開くことになった。
私は未婚なんだけど……とか言いつつ、参加するサクヤヒメも何だかんだ面倒見が良い。
「サクヤヒメ様も来てくれて嬉しいですっ」
喜色満面に言い切るユキをサクヤヒメは呆れた顔だ。
「あなたは相変わらず能天気というかなんというか……」
過去のいざこざを何も気にせず笑うユキを見て、この子には敵わないとサクヤヒメはようやく認めた。
「サクヤで良いわよーーユキ」
「…………はいっ!サクヤ様!!」
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