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「はいはい、じゃあ本題戻るわよ。姉さんとユキののろ……話聞くから」
「「はいっ!!」」
とこんな感じでユキとイワナガヒメはサクヤヒメに話を聞いてもらって大満足。サクヤヒメは帰り際には何故かやつれていたのが気になった。
「ユキ!あんまサクヤ様を頼りすぎるなよ~~」
「す、すみません。ウコマさん……」
私も早く婿をとか何とかぶつぶつ言っているサクヤヒメを支える、神使のウコマに怒られた。
「サクヤ様は何でも頑張りすぎちゃう方だからさ」
「ウコマさんはサクヤ様のこと、よく分かってるんですね」
「…………そりゃ、ずっとお仕えしてるからな」
ウコマの何かを堪えるような微笑みが、夕陽の下に照らされる。それがユキにはとても印象に残った…………。ちなみに、イワナガヒメはというと女子会終わり玄関を出ると、既に夫のサコマがいて。早々と連れ去られーー帰った。
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