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「ユキちゃん、おはようっ!会いたかったわ~~」
「ひゃっ、お……おいわ姉様!」
ユキにぎゅ~~っと抱きついてきたのは、友神のおいわことイワナガヒメだ。
ーーいつも来る時は一報があるのに珍しいですね……。
そんなことをぼんやり考えていたら、その謎は解けた。
「ヒ・メ?俺以外に抱きつくの禁止って言わなかったです?」
ユキに抱きついてたイワナガヒメを強引に引き剥がし、自分の腕の中に閉じ込めた。
「サ……サコマ、ちゃん。ごめんなさ……」
「ちゃん付けも禁止ですよ?」
「えと、あの……」
助けて~~と視線で訴えてくるイワナガヒメを見て、ユキは口を開く。
「おはようございます、サコマさん。いちゃつくならお家でお願いします」
「そうですね、失礼しました」
「ちょっ……ユキちゃ~~んっ!!」
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