3人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
学校に着いても、この話題で持ちきりだった。でも法律についてのネガティブな意見は聞こえてこない。
「よっ、時繰。やったな、ハッピーな世の中になったぜ!」
「倉本くん、おはよう。うん、嬉しいよね」
倉本くんもシリアスだったりグロテスクなのは苦手な子だ。お互いに喜びの握手を交わす。
「これで地雷踏まずに済むってもんだぜ……。今まで良作を見つけるのに苦労したが、もうそんな必要はなくなった!」
「うん!お互い良い作品をもっともっと見つけていこうね!」
倉本くんと熱く語り合ってると、教室が少し騒がしくなった。
「雪姫さん、おはよ~」
「う、うん。おはよう」
雪姫宮夏さん。クラスのマドンナで、僕の好きな人だ。
最初のコメントを投稿しよう!