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金の切れ目が、縁の切れ目。
まさに、その状態。
お金が尽きた。と、伝えると
彼女は――花菜は別れの言葉もなく、連絡を途絶えた。
LINEもブロックされ、恐らく電話番号も拒否。
星野は愛とは何か、と考えた。
大学生でありながら、ガールズバーに通い
学費を振り込まず、女へと消えた大金……
今は休学届けを出して、何とか籍は残っている。
親には何も話していない――
星野は考えた。
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