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少年は焦っていた。
降りる駅まであと一つになった時、予想していた最後の波が訪れそして過ぎ去ってしまったのだ。
これだけ聞けば朗報なのだが少年の予想では最後の波が訪れるの学校直前の予定だった。そこからトイレに向かいフィニッシュを決めるはずだったのだが…
(スパンが早くなってるだと・・・)
これでは学校につく前にもう1度便意が来てしまう。正直少年のケツ筋は度重なる労働で既に限界を迎えていた。
次に活躍するのはトイレの中。即ち放出するだけと化していた。
あと5、いや学校まで走って10分。
(頼む!持ちこたえてくれ・・・)
悲痛な叫び、しかし無情にも時は来てしまった。
キーーーーッ!!
「信号待ちにより急停車します。誠に申し訳ありませんが少しお待ちください。」
急停車・・・その反動で倒れそうになった乗客達は周辺の者と接触してしまった。幸い誰も怪我はなく発車まで各々時間を潰していた。
そう。顔面真っ青の少年以外は
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