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惑星防御粒子シールド『ガラハッド』。
大気圏内の熱圏から対流圏にかけて展開された、アリス達の住む惑星ラグストスを丸ごと覆える程の量の超小型マシンシールドである。
この微小なマシン群が大気圏外からの攻撃に対して誤差0.0005秒以内に反応、其々が結合することで敵対勢力の攻撃を防御、無力化する。
しかしその為には常にマシン群を滞空させている必要があり、対価として美しい空が失われた。
昼間は太陽の光が届きにくくなり、毎日若干曇り空の様になった程度であったが、夜に至っては星の輝きがほぼ完全に失われた。御伽噺や昔話で語られるキラキラと輝く星々は、一握りの専門家が持つ超高額の天体望遠鏡でしか望めなくなってしまったのだった。
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