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「レコーディング?」
「だから、忙しいんだって
いろいろと…ほんとなら一緒に
来れたんだけどな」
話しながら歩くアンジーと
オフィーリア
競馬場
今日はサーニンのレースの日
「ロナルド、馬券買ったの?」
「もちろん!なんとしても
勝ってもらわなきゃあな」
喜喜とした様子の彼を呆れた顔で見るマックス
「もうすぐ始まるよ、ロナルド」
「よし!」
「気合い入ってるね」
「このドキドキ感が
たまんねぇんだよ!」
『各馬一斉にスタートしました』
「そらっ!いけー
もっと突っ走れ!!」
興奮気味のロナルド
隣でため息をつくマックス
「どうした?マックス」
「だってロナルドがさ…」」
「それがギャンブルだよ」
アンジーの言葉の意味がわからないという顔をするマックス
「こいつらに全財産賭けてる奴らが世界中に山ほどいるからな」
『エルジュニア、先頭
どんどん突き放して行きます
ぶっちぎり
ぶっちぎりの一番です』
「やったー!」
大喜びのロナルド
「凄いね!
サーニン、一番だよ」
マックスも飛び跳ねて喜んだ
『一番、エルジュニア
騎手はサーニン=クレーマー』
馬上のサーニンを見るアンジー
ーおまえ、やっぱり凄いよ
ちゃんと自分の夢、叶えてるよー
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