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デッキに歩いて行きアンジーの姿を見つけたオフィーリア
「何してるの?」
優しい笑顔で言う
「風が気持ちいいよ🎵」
周りの景色を見ながら言った
アンジーの隣に来るオフィーリア
「ほんとねぇ~」
身体中に風を感じるオフィーリア
その横顔を愛しげに見つめる
「フーちゃん
戻って来ないね」
サーニンに話しかけた
「ほっとけばいいよ
仲良く話してんだから」
「なんだかんだいいながらも
仲いいんだから」
「葉っぱがキラキラ光って綺麗」
陽に当たった木々をみながら言う
「フー姉さまの笑顔の方がもっと
キラキラしてる」
「ふ~ん、そんな言葉で女性を
口説くんだぁ~」
「俺はそんなプレーボーイじゃないからな!」拗ねた口調で言った
「何も言わなくても女性の方が
ついて来るってことね」
皮肉っぽく言い返すオフィーリア
「あのなぁ~」
「クシュン!」
軽くくしゃみする
「風邪ひくよ」
そう言って自分の上着を彼女に掛け足早に車内に戻る
「アンジー…」
彼の後ろ姿をじっと見ている
席に戻って来たアンジー
「ずいぶんゆっくりだったな」
「悪い?」
素っ気ない返事
「この雑誌…」
「あぁ、グレアムのことが載ってたからジャックとパムに見せようと思ってさ!」
「それだけか?」
心もとなく彼を見た
「ひよっとして
あの人の記事のことなら
大丈夫だよ、気にしてないから」
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