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駅に到着し車内から降りてくる
「長いこと座ってると
身体中が痛いよ」
それぞれに身体を伸ばした
「俺の車、駅の駐車場に
止めてあるから」
「じゃあ、私こっちだから」
繁華街とは反対方向を指差す
「フーちゃん、ありがと」
サーニンが一礼して彼女を見る
なんだか様子がおかしい二人を
難しい顔で見るアンジー
そんな彼をじっと見るロナルド
「大丈夫だよ
オレはオレだから」
笑顔でオフィーリアに言う
「そうね…」まだ不安そうな彼女
「フー姉さま
サーニンどうかしたの?」
アンジーを見るオフィーリア
「別に何もないわよ」
「本当?」
厳しい顔で見るアンジー
「じゃあ、私、帰るわね」
そう言うと歩きだすオフィーリア
ーなんだか変だなぁ
サーニン、どうかしたのか…ー
「アンジー、帰るぞ」
「あっ、うん」
ロナルドの車に向かって歩きだす
車に乗り込む四人
助手席に乗るアンジー
後部座席にはサーニンとマックス
走りだす車
後ろではしゃぐ二人
サーニンが気になるアンジー
ー俺の気のせいか?ー
黙ったまま前を見つめるアンジー
そんな彼を気にしながら運転するロナルド、やがて家に近づく
「サーニン、もうすぐだよ」
「ほんと、久しぶりだな」
楽しそうな二人とは対象的にだんまりのままのアンジー
「ほら、着いたぞ」
いそいそと降りる二人
玄関へ走って行った
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