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「確かにアンジーの言う通りだ」
グレアムが静かに言う
みんなが一斉に頷いた
そこへ二人が戻って来た
満面の笑みのオフィーリア
「ねぇ、ハッピーなお知らせが
あるんだけど」嬉しそうに話す
みんなの嬉しそうな様子に恥ずかしそうにしているエイダ
「まるで自分のことみたいに
喜んじゃって」
「フーちゃんらしいよね」
いそいそとアンジーの側に行く
オフィーリア
「ねぇ、アンジー」
「何…?」
なんだか恥ずかしくて目を反らして話すアンジー
「赤ちゃんの為にいい食べ物って
何かなぁ~」
「どうして俺に聞くわけ?」
「だって、お医者さんでしょ」
「まだ勉強中の学生だけど…」
そう言った彼をじっと見る
「でも、ちゃんと勉強してるでしょ!」そして優しく微笑んだ
「あの、まぁ…何食べてもいいと
思うけどね」アンジーの言葉に頷いた彼女は寂しそうに見える
「でも、なんだか不思議だなぁ」
「何が…」
「彼女なら、きっといいお母さんになれるよね…
エイダとパパさん
素敵な親子だからね
家族が増えるって、どんな感じ
なのかなぁ~」
寂しげな彼女の姿を見つめる
ー彼女にとっては一番遠い存在ー
思わずそっと彼女の肩に手を回したアンジー
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