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「ポンカラキンコン ポンカラキンコン・・・」
まぬけな着信メロディでたたき起こされたユースケは蒸し暑い夏のベッドで汗まみれになっていた。
「んあ? おはよーございます」
「おはようじゃねえよ!」
昨日の友人がうわずった声でまくしたてる。
「奇跡だよ、奇跡!!
なにが大雨だよ、雲ひとつない快晴だぜ!
日頃の行いがよかったんだな、うん!」
一度は友人の大声で目がさめたユースケであったが、
記憶を取り戻すとともに、目の前が真っ暗になり、
再びベッドに倒れ込んだ。
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