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今日は気分が沈むし嫌なことばかり思い出す…早く帰って寝よう。 明日は晴れるといいな。少しは気分が上がるから。なんて思いながら足早に校門まで行くと… 「あっ!茉莉ちゃん!良かった!やっぱりここの高校だったんだ。ここら辺で定時制ってここしかなかったからダメ元で待ってた。」 思いがけない人が立ってこちらに声をかけてくるから私はその場に呆然と立ち尽くした。 こちらの気も知らず相変わらずの笑顔で駆け寄ってきた芹沢さんは私の手を握ってきた。 「いやっ!」 私は反射的に手を払った。 「あっ、ごめん。夜遅いし夜道を独りで歩いて帰らすのは良くないと思ったんだ。やましい気持ちなんてこれっぽっちもないよ!」 同じクラスの何人かがこちらをチラチラと見ながら追い越していく。 私は無言で歩きだした。早く帰ろう。とりあえず芹沢さんから離れたかった。 一生懸命早歩きしてるのに背が高いから足も長い芹沢さんは悠々と私に追いつく。
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