22人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
翌日、夕方の五時頃。クレープ屋さんが来る時間です。息子は一人、スーパーへ偵察に行きました。
そのとき私はまだ会社で、今から帰ろうというところでした。
家に帰ると、息子の姿がありません。
偵察に行く日でも、私の帰宅時間には息子はとっくに家に帰っているはずです。おかしいなと思ったその時、自宅の電話がプルルルと鳴りました。
嫌な予感がしました。
大きく深呼吸をして、私は受話器を取りました。
「警察です」
最初のコメントを投稿しよう！