時計を拾う

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 主人公の今宮たけしは家の近くのゴミ置場からそんなに古くなっていない時計を拾った。 「まだ、きれいじゃん」  裏を見てみると、電池入れの部分が()び付いて、使えそうにない。  だが、文字盤はまだきれいだった。 「あいつらにも見せるか」  たけしは面白がって、仲間に電話した。 「おう、俺だ。いま暇か? ああ、あるものを見つけてな。ああ、俺の家の近くまで来れるか? あいつらも誘ってこいよ」  これがたけしたちを時空の中に閉じ込められるとは、知る由もなかった。
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