転生オア転移アンド耳長女ァ!!

1/3
前へ
/4ページ
次へ

転生オア転移アンド耳長女ァ!!

◇ よくよく考えれば俺の周りにはいつも良い女がいっぱい沢山いた。 俺の女じゃないしもっと言えば全員他人だけど。 この高橋 俺様(たかはし あんよう)、これまでの人生を勢いとフィーリングとノリだけで生きてきた気がしないでもないが凡そ適当に生きてきたもんだからろくに女と触れ合った事がないし、話したりしたのも小学校以来。 だからなんだろう。万札握り締めて行った初風俗帰りにぶち上げテンションで都会の横断歩道をバク転しながら渡っていたら信号無視して突っ込んで来たトラックの運ちゃんに轢かれてしまったのは。 いや、引かれてしまったのは。 実際には轢かれる寸前で助かったが運転手には引かれたしこのまま異世界転生する展開にも惹かれちゃった。 もうそろそろ訳が分からなくなってきそうだから分かりやすく纏めると、結局トラックには轢かれずにそのまま帰ろうとしたらマンホールに落ちて気が付いたら異世界に来てました、的な? 決めた。異世界で生きていくに従って名前を改名します。 たかはしあんよう。ハイブリッジアンヨ。 アンヨ・ハイブリッジ。 ハァイ、ぼくアンヨ。よろしくね。 改名したところで持ち物チェックだ。 懐のポケットから熱々のおでん。 ズボンの両サイドのポケットからスマホと財布。 お尻のポケットからは砕け散ったポテトチップス。これじゃあポケットチップスだね。 上着の胸ポケットから見知らぬカード。 【名前:アンヨ・ハイブリッジ 年齢:20歳 職業:筋肉錬成士 魔法適正:SSS 魔力残量:------ 詳細:特筆すべき点無し】 要らないから捨てた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加