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−泣くよりも大切なことは?−
真夏の夜、窓から眺めるのは遠くに見える星。夜空は、星が数多く広がっている。星空を見ると、なぜだろうか自分の悩みが小さく思えてしまい涙が溢れる。
「泣いちゃだめ、泣いちゃ……、」
胸がぎゅっと押し潰されたようで、苦しい。
小学生になっても、何ひとつ変わっていない自分が嫌。
一筋の星が流れる。
「おばあちゃんが、元気に退院できますように……。 」
少女は、祈る。誰かの為に−−−。
数日後、少女は記憶というものを失うことになる。
このときは、まだ誰も知らなかった。
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