過去と初めての挿入薬♡

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過去と初めての挿入薬♡

 ーー半年前の秋ーー。  生徒会の仕事で陽翔と一翔は2人で作業をしていた。  コホッ、コホッ  陽翔が突如咳き込んでしまう。季節の変わり目は特に体調を崩しやすい陽翔は発熱してしまった。  「陽翔、大丈夫か?」  一翔は陽翔を心配し、声をかける。この頃はまだ2人しか人数がいなかったため陽翔にとっては負担が大きい。  「う、うん……。」  明らかに大丈夫そうではないが、陽翔は一翔に負担をかけまいと「大丈夫だよ。」と答えた。  「どうみても熱、あるだろ。」  「平気、へい……き……」  「平気なわけないだろ。ほら、今日はもう帰るぞ。」  「やだ!」  「()(まま)は駄目だって言ったろ。」  一翔は無理やり陽翔を抱き抱え、生徒会室から出ていった。そのとき、まだ他の生徒がいたらしく一翔にお姫様抱っこされている陽翔を見て顔を赤らめていた。陽翔は恥ずかしさのあまり熱が上昇してしまう。  「か、一翔……僕、歩けるからおろして。」  「駄目だ、今日はおとなしく俺に抱き抱えられていろ。言うことを聞かない子には仕置きをする。」  よほど仕置きが嫌だったのか、陽翔は大人しく一翔に抱き抱えれたまま無言になった。
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