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一翔と陽翔は一緒の部屋で生活しているため、帰宅して直ぐに陽翔の服を脱がし体をタオルで拭いていった。そしてタオルが下半身へと差し掛かったとき、陽翔が甘い声をだした。
「あ♡……一翔、そこは自分で出来るから」
「病人は大人しくしていろ。あと、俺は薬を買ってくるからお前はゆっくり休め。いいな。」
「わ、わかった。」
一翔は陽翔のために、急いで薬を買いに薬局へ行った。1人になった陽翔は急いで体を拭き、服を着替えた。ちょうどタイミングよく呼び鈴がなり、ドアを開けるとそこには1年生の岳人がたっていたのだ。
「あの僕、先輩のいる生徒会に入りたいです。だ、駄目ですか?」
「僕は構わないけど一翔にも話しておかないとね」
「その話でしたら大丈夫ですよ。とっくに話しておきましたので。」
「そう……か……」
陽翔は少し辛そうにしていた。岳人も陽翔が辛そうにしていたしていることに気付いたのか心配そうに見つめてくる。
「先輩、もしかして熱があるんですか?」
「いや、大したことじゃないから平気だよ。」
「駄目ですよ。僕、部屋に戻りますので先輩はしっかり休んでください。」
「ちょっと待って。君……」
陽翔はとうとう倒れてしまった。
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